船上で働くシップナース

エスコートナースやフライトナース、ツアーナースの他にも、シップナースという仕事が存在します。
シップナースとはその名の通り、クルーズ船や豪華客船といった船内で働く看護師のことです。

仕事内容は、航海中にクルーと乗客の身に起きたケガや体調不良などに対する看護業務で、軽度から緊急を要するものまで幅広く対応しなければなりません。
医師も乗船しますが看護師は一人または数名程度のため、十分な看護経験を備えたうえで救急救命や集中治療室、心臓領域などでの経験が求められることも多いです。

シップナースには必須資格がなく、スキルや経験が備わっているなら挑戦しやすい働き方と言えます。

シップナースとして働くメリットはいくつかあり、一つが旅行気分を味わえることです。
船内でゆっくり過ごしたり、時間があれば寄港先で観光してみたりと非日常の中に身を置けるので、旅好きな看護師にとって魅力に感じられるでしょう。
また、一般的な看護師と比較して給与が高い傾向にある一方で、お金を使う機会が少ないことからお金を貯めやすいのもポイントです。

しかし、船旅なだけに一度乗船すると拘束される期間が長く、最短で数日、最大で数ヶ月は帰れないというデメリットが存在します。
デメリットにはその他、正社員ではなく契約社員として採用されるケースが多いこと、責任が重いことなども挙げられます。
メリットとデメリットを比較してメリットに強く魅力を感じる場合には、求人を探してみると良いかもしれません。